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	■トレチノイン外用療法
  
	■トレチノイン外用療法とは? 
	
	
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		トレチノインのクリームを1日2回塗布します。(他に別のクリームが必要になる場合があります)サンスクリーン(日焼け止めクリーム)や保湿剤を毎日使い、お肌を保護します。
  
		使用するクリームは厚生省の認可を受けておりませんが、東大病院の治験審査委員会の承認を得ております。本薬品の弱いものは米国はじめ海外では認可されております。
  
		治療開始から数日後に塗ったところが赤くなり、ヒリヒリし、皮膚がむけます。この反応はトレチノイン外用療法では必ず伴う反応です。治療を中断すれば収まり、徐々に回復します。
  
		トレチノインには動物実験では大量投与によって奇形作用があることが知られています。ヒトではトレチノインクリームの外用との因果関係が明らかな奇形発生はこれまでありません。しかし念のため治療期間中は避妊を心がけてください。 
		
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		| 治療上の注意 |  
		
		
			
			治療中、クリームを塗ったところは皮膚の角質層がはがれているので皮膚の水分保持機能がなくなっています。つまり皮膚から水分が蒸発しやすくなっており、皮膚が乾燥し突っ張ったりします。同時にバリアー機能もなくなってしまうので外からの刺激に対し無防備になってしまいます。医師の指示に従い保湿液などで保湿ケアを心がけてください。 
			また紫外線に対しても無防備になっています。日焼け止めを用いて紫外線対策を心がけてください。 
			にきびが十分に改善した後もメインテナンスを続けていく必要があります。2、3ヶ月続けることでにきび後の赤みも消えていきます。
  
			トレチノインクリームは冷蔵庫にて保管してください。冷たい場所に保管しないと効果が無くなってしまいます。トレチノインクリームは開封後徐々に効果が落ちていきます。1ヶ月後には新しいクリームをご使用下さい。 
			
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	■トレチノインクリームについて 
	
		
		
		| ■トレチノインとは |  
		
		
			
			トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約300倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものであります。 このレチノイン酸とは、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。トレチノインは米国では、シワ、ニキビの治療薬としてFDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。 日本では認可されておりませんが、当院では米国の製品にさらに改良を加えたものを処方しております。 
			
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		| ■トレチノインの作用 |  
		
		
			
			
			- 角質をはがす 
			
 - 表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す
			
 - 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます
			
 - 真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的には、皮膚の張り、小じわの改善をもたらします
			
 - 表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします
			
  
			
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		| ■ニキビに対する効果 |  
		
		
			
			ニキビは皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛穴の入り口に角質が以上に厚くなり蓋をすることにより起こります。 
			トレチノインは皮膚の皮脂腺を萎縮させ、皮脂腺の機能を低下させるとともに、毛穴に蓋をしている角質をはがれやすくすることによってにきびを治していきます。 
			
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	■この治療の特徴 
	
		
		
		| ■メリット&デメリット |  
		
		
			
			ニキビに対して有効ですが、治療箇所が赤くなり、ヒリヒリするのを我慢する必要があります。 
			保湿ケア・紫外線対策を怠るとかえって皮膚を痛めてしまいます。
  
			⇒ トレチノイン外用療法のQ&Aはこちら
			
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