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下肢静脈瘤治療



下肢静脈瘤治療



■下肢静脈瘤とは
血管には動脈と静脈があり、動脈は心臓から送り出された血液を全身に届け、静脈は全身に送られた血液を心臓に戻す役割を果たしています。とくに、脚の静脈の血液は重力に逆らって足から心臓に向かって昇らなければなりません。その際、重要な働きをするのが静脈弁と脚の筋肉です。たとえば、理容師や店員さんなどのように長く起立した状態が続くと、この弁にかかる負担が大きくなり障害が起こります。このために、脚からの血液が心臓に戻ってこられなくなり、脚の静脈の血液量が増えます。血管内に血液が増えることで静脈が拡張したり蛇行したりします。はじめは、拡張や蛇行だけですが、そのうち太く浮き出てきたり、瘤(こぶ)のように膨らんだりします。この状態が下肢静脈瘤です。


■症状
はじめのうちは静脈が拡張・蛇行するだけですが、だんだんひどくなると、脚が重くなる、脚が疲れやすくなる、脚が張る、脚が痛くなる、脚がむくむ、脚がつる(こむら返り)などの症状がでてきます。さらに重症になると皮膚に色素沈着と湿疹を起こしたり、皮膚のの壊死から、さらに治りにくい潰瘍へと症状が進んだりします。

■治療
当院では、カラードプラを用いて、ターゲットとなる弁や血管を正確に把握することができます。障害の状態により下記から適切な治療法を選択することになります。

1. 硬化療法
2. 結紮術+硬化療法
3. 抜去術+結紮術+硬化療法

硬化療法
硬化療法は、障害のある弁より抹消側の静脈血管に薬剤(ポリドカノール、生理食塩水、オルダミンなど)を注入し、その血管をつぶしてしまう治療法です。こうすることで、その血管に血液が流れなくなるために、静脈瘤が目立たなくなります。ほかの正常な静脈が血液を心臓へと運んでくれます。


結紮術
硬化療法では、静脈瘤を起こしている血管に血液を流れなくするだけですので、障害を起こして逆流を起こしている大伏在静脈はそのままになっています。症状が軽い場合には硬化療法のみで十分ですが、障害が重い場合には、このままですと別の血管に静脈瘤を起こさせる危険があります。また小さな血栓でも残っていれば、静脈中をながれ肺まで到達し、肺の血管を詰まらせてしまうことにもなりかねません。そこでこの病気の大元である弁のある血管を縛ってしまうことで血液の流れを止めてしまおうというのが、結紮術です。皮膚に切開を加えますが、当院では太ももの部分では3cm、ひざから下の部分では1cmのごく小さな切開で行います。この流れを止める血管は、皮膚に近いところにある大伏在静脈という血管で、脚の静脈のなかでは比較的細く、他の正常な太い血管が役割を肩代わりしてくれます。

皮下埋没結紮術
手術あとが気になる場合には、切開を加えることなく針のあとのみで皮下の静脈を縛る手技があります。このようにすれば、傷あとも残らず、また硬化療法だけよりも再発予防の効果があります。


抜去術(ストリッピング手術)
さらに重症の場合には、血管を縛って流れをせき止めるだけでなく、血管そのものを抜き去ってしまうという手術を組み合わせます。これが抜去術(ストリッピング手術)です。
こうすれば、静脈瘤が再発することはありません。









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